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道民教ブログ

道民教のウェブページに付属する教育関係の方々、主に教員の方々の言葉を直接伝えるブログです。ちなみに管理人の羽二重餅は、教員ではありません!

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春の学習会の告知のチラシが完成しました。
MLに添付して送ってくださったのですが、文言が素晴らしかったので転載させていただきます。

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道民教ML参加のみなさん・電子版「みんきょう」読者のみなさん


2016年度も終了しほっとするとともに、4月から始まる2017年度・新学期に向け期待をふくらませていることと思います。

例年4月に行っている道民教「春の学習会」案内チラシが完成しましたので、お届けします。

今年は、4月29日(土)ゴールデンウィーク初日に開催します。

新学期がスタートして休む暇なく走り続けてきて、ちょっと一息つける、そんな時期でしょうか。

新採用者や若い教師たちは、迷いながらも、じっくり考える余裕もなく、過ごした1か月。

ぜひ、4月着任した新採用の先生に声をかけ、同僚に声をかけ、一緒に参加してください。

この時期に声をかけられるのは若い人たちにとっては嬉しいことです。

これから一緒に学年をつくり学校をつくり授業をつくっていく上で、またとないチャンスです。

改訂学習指導要領に向けた教育課程づくりや授業研究など様々な形で忙しさや子ども・教師への負担が増してきます。

一緒に子どもを語り授業を語れる仲間を増やしていく機会にしていきませんか。

GWの始まりの日ですから、札幌以外の方々もぜひリフレッシュとあわせて誘い合って参加してください。

添付している案内チラシを増刷りして配布願います。



●全体講演は、二通諭先生(札幌学院大学教授・道民教会長)の発達障害のある子への具体的なアプローチの仕方をわかりやすく語ってくれます。

学校現場では、どのクラスにも複数の発達障害をもつ子どもがいて教師は困っているにもかかわらず、その対応の仕方・受けとめ方などの研修の場は十分にありません。

また、この内容は、普通学級の子どもたちを見るとき・関わるときにも共通している大切な「子ども理解」です。

どの講座もとても豊かな内容で、どこに参加しても満足のいくものです。ぜひ、チラシをじっくり読んで広めてください。

●また、今回は例年の午後から始まる「春の学習会」の前に午前中から特別企画を設定しました。

子どもの貧困に関わりマスコミでもよく特集が組まれている「子ども食堂」についての報告とトークがあります。

日本では、子どもの貧困率が16%以上、学級に5~6人位いることになります。そうした状況の中で子どもたちは生活し学校に通っているのです。

そうしたことを理解しながら学級の子どもたちを見つめ受けとめていくことが、子どもに寄り添うという点でも、子どもの成長を支援していく上でも大切になってくると思います。

また、子ども食堂に集まる子どもたち・若者たちは単に「食べる」ということだけではなく、それぞれが家族や生活の大変さを抱えていたり、こうした場で人と人との関わりやあたたかさを学び励まされているのです。

そうしたリアルな報告や経験を学び合いたいと思います。

可能な方は、ぜひ午前の特別企画から参加してください。

よろしくお願いします。



「春の学習会」担当 太田一徹
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発達とは何か、「反抗期」「思春期」の概念が変わりました。
表面的なところばかりを見るのではなく、子どもの行動に裏付けされている気持ちなどを理解することが大事だと、改めて思います。
自分が教師になった時に役立てようと思います。ありがとうございました。
学生


・発想の逆転が子どもの発達を考えるうえで必要なことを思いました。
・加藤先生の過去の体験を基にした講演には、子育てを終えた身にはとても参考になりました。
・教職員、教員を目指している学生がほとんどでしたが、それぞれの立場にとって、とても役立つ講演のように感じました。
一般市民


今日は本当に勉強になりました。
小学校で仕事をしていますが、毎年、様々な学級で様々な特徴をもつかわいい子どもたちと仕事をしています。
常に自分の接し方は……、自分の指導は……、声かけの仕方は……、この子にとってこの先どうしていくのが……と悩んだり、迷ったり、周りの方にはご支援、ご助言いたっだいたりしながら奮闘しています。
スクールカウンセラーの先生方にもさまざまな学校でお世話になって来ました。
改めて、先生のお話を聞きながら、これまでの自分の行動、周りの先生方、スクールカウンセラーの先生方の言葉をいろいろ思い出し、頭の中を整理できように思います。
また三学期、今日の話を参考に奮闘します。
職業 学校勤務


「発達」は良い面、悪い面でも大切にしなくてはいけないと感じました。
また、「子ども変えたいと思ったら、教員(自分)が変わらないといけないと感じました。
現場でも大切にしていきたいと思います。
ありがとうございました。
北海道稚内養護学校勤務


とても興味深かったです。
学童クラブを担当している中で、いろいろと難しさを感じているので。
「悪さができるくらい発達した」と捉えると、気持ちが楽になるかも……と思いました。
恵庭市役所勤務


「白書」を拝見して、改めてゆっくりとお話をお聴きしたいと思っていました。
(以前、北大のセミナーで拝聴しました)
勤務校では水野君平さん(サポーター)にお世話になっています。
臨床教育の分野で自己物語論やNarrative Approachに取り組んでいます。
いつか改めてご教示いただけることを待ちたいと思います。
今日は刺激的なお話ありがとうございました。
札幌市立栄南中


自己肯定感には「有用感」がからんでいるのは日本特有である、ということを再認識した。
自分よりも他人を優先しなければならない、社会に尽くさなければならない、という「日本型道徳観」を深く浸透させることが、子どもをより追いつめているのではないか。
自己を愛せないものが他社を愛すことができない、という前提のもと、生徒に「自分は自分のままでいいんだよ」と言葉にして言わなければならない、と思う。
札幌あすかぜ高校



こんにちは、羽二重餅です。
1月9日の学習会だったのに、感想を掲載するのがそうとう遅くなってしまいました。
旬をお届けできなくて申し訳ない……。

体力の無さを実感する日々でございます。
ふた月ほど前から筋トレなど始めましたが、立ち仕事が楽になった実感はあれども、疲れやすさは変わらないな、というところです。
筋力ついても体力増えない!?

と、余談ばかり長くなりましたが本題の感想を!
まずは私から!


講師の加藤弘通さんは、いろいろなことを体験と統計とと交えて話をしてくださいました。
早口なんですが、とても聞き取りやすいので、とても濃密な内容の講義だったと感じました。
私が特に印象に残っているのは、「支援」と「タイミング」です。

子どもたちを支援、というと、常に寄り添って、みたいなイメージがありますが、支援は常にはいらないんだ、ということ。
私自身も覚えがあります。
不登校&引きこもり時代ながかったですから。
どうにもならないときにいろいろ支援されても、背中を押されてる、と言っても、いい意味ではなく、分厚くて巨大な壁に後ろから押されてつぶされそう、って感じなんですよね。
前にコンクリート壁、後ろからブルトーザーみたいな。
でも、自分の心と体に準備ができて、今なら大丈夫なんだけど、でも自分だけじゃ踏み出せないし、そういう状態にまで至ったことに自分では気が付いていない、そういう時なら、「支援」を受けると大きく踏み出せる。
その時には、以前からあった壁は、存在しないか、存在しててもハードル跳びみたいに「せいや!」で跳び越せるものになっているから、つぶされたりはしない。
支援が必要なタイミング、それを見計らうために、観察は必要なんだと思います。
でも、観察と寄り添いは完全なイコールではない。
加藤さんが話をしてくれた女の子、加藤さんを蹴飛ばして前髪つかんで振り回して、暴言を吐いて、といろいろあったようですが、その女の子も、自分のタイミングで、いま支援がほしい、という時に支援をすると、ちょっとの工夫は必要なんですが、ちゃんとあてはまるんですよね。
でも、支援員の側で、常に何かしようとしてても弾かれる。
しかもその女の子の、支援がほしいとき、というのは、女の子の側からサインはでていても、おそらくその子自身にとってはそんなサイン出していたことは無自覚なのではないかな、と。
ある意味でその「支援が欲しい」というサインも、何も考えずに見ていれば新しい問題行動にしか見えない。
でもそれは、「発達」したことで本人の状況が変わったため、今までのかかわり方ではままならないので出てきた成長のサイン、「問題行動」と言われるようなことでしか表せない不器用さ。
今までの対処ではどうにもならない「問題行動」が新たに出てきた、ということは、そこに新しい「発達」を見ることができる、ということ。
じゃあ、いまこそ「支援」の「タイミング」だ!

他にもいろいろと、発達と自殺の関係とか、成長と発達ってなに?とか。
「発達」が子どもたちを「自殺することを可能にする」ということについては、発達の良い面と悪い面の両方を教えていただいた気がしました。
「発達」するというと、いいことしかないような気がしていましたけど、言い方を変えれば「発達」って「変化」でもあるんですよね。
発達、って聞くとプラスイメージしかないですけど、変化には良くも悪くも両方あります。
当たり前ですよね、でも気が付かない。
子供の成長、発達の段階において、私たちの側も変わらないといけない。

また、こういう研究者でも自分の子どもとの関係はなかなかままならないんだなぁ、という一面を披露してくださって、会場が和やかな笑いに包まれたとき、ある種のプロでもこれならば、なれば一般人など言わずもがな。
と、世のお母さんたちが思えたらもっと子育てが楽にならないかな!
とか思ったり。

2時間はとても短い時間でしたがとても充実した内容の講演でした。
また機会があればぜひ聞きたいです。

加藤弘通さん、ありがとうございました。
1月9日の新春学習会の詳細をやっと!
お知らせします!


◆今、学校は学力テストにつながる「学力向上」に追われ、多忙化と「○○スタンダード」という管理の中で、教師も子どもも安心と楽しさを十分にもてずに毎日を過ごしているのではないでしょうか。時間と自由を奪われストレスをため込むことは、いじめや問題行動、不登校となって表れできます。



◆今回の学習会は、「子どもの貧困」がいっそう進み、学習指導要領の改定・先取りを前に、子どもの姿を見つめ、そこに発達の可能性を探り支



え励ましていこうというものです。



◆ぜひ、ご参加下さい。




講師は加藤弘通さん!

北海道大学大学院教育学研究院・准教授
●発達心理学という視点から思春期に生じる様々な問題について研究されています。
●2013年から北海道大学に来られ、それまではフリースクールや中学校の情緒障害学級(通級指導教室)、相談室、教育委員会などでお仕事をされ、前任校の静岡大学では、教職大学院で現職の小中高等学校、特別支援学校の教員に心理学を教えられていました。
●単に問題を抑えたり消したりするのではなく、その中に発達の可能性をみることを心がけて、支援や実践の場に関わることを大切にしておられます。
●「さっぽろ子ども・若者白書2016」の執筆もされ、小中学生アンケートの分析では、「関係の分析」という手法から、今日の複雑に絡み合った中で生きる子どもたちをより広くより深く受けとめることに大きな役割をはたされました。
◆著書:「問題行動と学校の荒れ」(ナカニシヤ出版)他


講演タイトル「子どもの問題の中に発達の可能性を見る」
時間:15:00~17:00
場所:札幌市生涯学習センターちえりあ 研修室5・6

講演後、失語応答、フロアー交流を行います。
ぜひ、ご参加ください!
新春学習会のお知らせ
2017年1月9日(月)
北大の加藤弘通先生が講演を行ってくれます。 チラシや詳細は後程!日程だけは決定です!
内容やチラシについては後日ということで、興味のある方はまずはお時間だけ確保しておいてください!






ついでに私信で申し訳ないですが、長らくブログもご無沙汰しておりました。
なかなか近頃は忙しくなり、自分一人で人生を立ち行かせることができる、というところにはいかないまでも、元鬱系引きこもりニートとしてはよくよくここまで、という気がしないでもないです。
近頃は週3~4でラーメン屋で働き、一日は自分も立ち上げにかかわった学習サークルに参加し、期間限定ではありますが週に一度はアシスタントという名の雑用係の仕事をいただき、まだまだ食う寝る所に住む所、に関しては親のスネありきの生活ではありますが、医療費、被服費、交通費、医療費、など、曰くクウネルトコロニスムトコロ、以外の生活コストをどんどん自分のほうへ取り戻しております。
絶え間なく、さまざまな方に支えられてきたと思います。
以前、このブログをみた、がんばってね!と声をかけてくださった方もおりました。
おかげさまでぼちぼち元気にやっております。
ありがとうございました。

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